
「うさぎは飼いやすい」という話を聞いたことがある人も多いと思いますが、実際はとてもデリケートな動物だったりします。
我が家のうさぎちゃんも、生後2ヶ月で迎えてからずっと元気に過ごしていました。でも6歳ごろに体調を崩したとき、そのデリケートさを身をもって知ることになります。
うっ滞から始まった「食べない」問題
別の記事でも触れましたが、うちのうさぎはその頃「うっ滞」になってしまいました。いつもと明らかに様子が違って、これはすぐ病院に連れていかないといけない!と直感的に思うくらいぐったりしていました。
病院では症状が落ち着くまで点滴で通院することになったのですが、うさぎにとって通院自体も大きなストレスで、そのストレスが引き金になったのか、食事を一切しなくなってしまいました。うっ滞の影響もあって、本当に何も食べない状態。
実はうっ滞のとき以外にも、一度だけ急激なストレスが原因で全く食べなくなったことがあって、うさぎってこんなにも食欲に影響を受けるのかと驚きました。
強制給餌という「心が折れそうな作業」
食べない状態が続くと、強制給餌をするしかありません。
ただこれが、精神的にもかなりきつい。無理やり口にご飯を入れるわけなので、「しんどそうだな」という罪悪感がずっとついて回ります。
でも食べなければ死んでしまう。だからどれだけつらそうに見えても、やるしかないんですよね。
準備するもの
強制給餌には以下のものを用意します。
- 強制給餌専用の流動食、またはペレットをぬるま湯でふやかしたもの
- シリンジ(注射筒のような道具)
- お薬(病院で処方されている場合は餌に混ぜる)
ここまでは難しくないです。問題は「どうやって食べさせるか」。
コツをつかむまでが一番しんどい
やってみてすぐわかるのですが、口の浅い位置で餌を出すと、うさぎが「むにゃむにゃ」と口を動かしてぜんぶ吐き出してしまいます。ある程度奥まで差し込まないと飲み込んでくれない。
でも奥に入れすぎて苦しい思いをさせるのも嫌で、最初はこの葛藤がずっと続きます。
大事なのは、モタモタと長引かせないこと。うまくできない罪悪感から慎重になりすぎると、かえって時間がかかってうさぎの負担が増えます。
僕はYouTubeでいろんな強制給餌の動画を見て、角度やスピードをイメトレしてからやりました。何度か繰り返すうちに「この角度でこのくらいのスピードなら飲み込んでくれる」というポイントがつかめてきます。
シリンジ選びも意外と重要
何回かやっていくと、シリンジのサイズへの不満が出てきます。
| サイズ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 小さい | 扱いやすい | 1本に入る量が少なく、何度も詰め替えが必要 |
| 大きい | 一度にたくさん入る | 取り回しが悪く、細かい調節がしにくい |
先端の形状も、細いもの・曲がっているもの・出口が広いものなどさまざまです。
僕が試した感覚では、先端が曲がっていないタイプのほうが差し込みやすくてコントロールしやすかったです。
いろんな種類を1本ずつ買い揃えるより、数種類がセットになっているものをAmazonで買って試してみるのが一番効率がいいと思います。ただ、ペット用の投薬器として売られているものは、ペーストが出にくくて強制給餌には向かないものも多かったです。
まとめ
強制給餌は飼い主にとっても、うさぎにとっても決して楽じゃない時間です。でも「また自分でご飯を食べてくれる日」に向けて、避けられない道でもある。
- YouTubeなどで事前にイメトレしておくこと
- 自分のうさぎに合ったシリンジを複数試しておくこと
この2つだけでも、お互いの負担はだいぶ変わります。今まさにシリンジを手に葛藤している飼い主さんに、少しでも届いたらうれしいです。

